議論が続いている六脚類(広義の昆虫類)の初期分岐に関して、新たな系統仮説「カマアシムシ類-姉妹群仮説」が提出されました。本研究ではこの議論を詳細に検討し、この仮説が大きな誤謬の元にもたらされたことを明らかにし、従来から提案されている「欠尾類-有尾類仮 ...
医療者から眼科受診を勧められた認識を持つ糖尿病患者は、糖尿病網膜症の検査を受ける割合が高く、また望ましい眼科受診頻度を正しく理解している人の割合も高いことが明らかとなりました。眼科受診勧奨を患者が正しく認識することが、適切な眼科受診行動につながる可能 ...
キイロショウジョウバエを宿主とする寄生蜂ニホンアソバラコマユバチの巧みな生存戦略を支える毒遺伝子の同定に成功しました。この毒遺伝子から作られるタンパク質は、ハエが成虫に ...
COVID-19ワクチン接種プログラム初期には、ネット上でさまざまな情報が発信されており、それらとの接触が、ワクチンの接種意向に影響を及ぼすことが分かりました。また、時期の経過とともに、人々はワクチンに対する自身の信念に合致する情報を閲覧し、さらに信 ...
アサーティブな自己表現(他者を尊重しつつ率直に自己表現をするコミュニケーションスタイル)は、医療安全の質の向上に有用とされています。本研究では、薬剤師に対するアンケート調査により、多職種研修会に多く参加する薬剤師ほど、アサーティブな自己表現を行う傾向 ...
筑波大学では昨年8月19日〜22日にかけて、東京キャンパス文京校舎にて創基151年筑波大学開学50周年記念冠事業として令和6年度日韓青少年対話型交流事業「日韓みらいファクトリーフォーラム2024」を開催しました。
近年、純正でないリチウムイオン電池(互換バッテリー)による火災などの事故が問題になっていますが、外見上は見分けることが困難です。本研究では、電池の外装に磁気センサを取り付け、電池から発生する磁場を測定することで、個々の電池が純正であるかどうかを非破壊 ...
脳が痛みを感じる仕組みを調べるため、仮想現実(VR)の環境を用いて、視覚的な脅威や熱刺激を使った実験を行いました。その結果、脳は予測した痛みが現実とずれているときに、痛みを強く知覚していることが分かりました。特に、予想外の出来事が発生すると、痛みが増 ...
マウスを使った実験で、脳の形成時に神経細胞の核から生じた小さな断片(微小核)が細胞外に放出されることを発見しました。また、この微小核を脳細胞の一種であるミクログリアが取り込むことにより、自身の遺伝子発現パターンを変化させ、細胞の性質を変えていることも ...
論文やレポートの書き方を指南する人文書「まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書」(光文社刊)が、昨年7月の出版以来、全国の大学生協などでベストセラーになっています。著者である阿部さんは「学術論文などアカデミックな文章を書くために必要な要素は ...
睡眠に不調を感じている人の66%は客観的な睡眠計測で問題がなく、逆に、十分に眠っていると感じている人の45%に睡眠不足が疑われることが分かりました。睡眠障害の早期発見や効果的な介入には、本人の自覚的な睡眠評価だけでは不十分で、睡眠脳波測定等の客観的な ...